庭をフェンスでおしゃれに魅せる3つの方法

庭のフェンスでおしゃれに魅せる3つの方法

「庭の雰囲気に合ったおしゃれな柵やフェンスを設置したい」
「視線を遮りたいけど、庭が暗くなるのはイヤ」
そんなとき、どんなフェンスを選ぶべきなのでしょうか?

「ウッドフェンス」「アルミ形材フェンス」「鋳物フェンス」の3種類について、特徴を解説していきます。

庭にフェンスを設置するメリット

家の周囲いフェンスを設置することで、外からの視界を遮ることができます。近年は、完全に目隠しするタイプのフェンスよりも、プライバシーをほど良く守りながら採光や風通しを確保するタイプが人気傾向です。
また、フェンスによって庭・エクステリアをおしゃれに演出することもできます。好みの雰囲気に合った種類のフェンスを選びましょう。

1.ウッドフェンスでナチュラルな空間

天然木を使ったウッドフェンス

エクステリアをナチュラルな雰囲気にしたいなら、木材で作られた「ウッドフェンス」がおすすめ。板を横方向に配列したルーバータイプ、直角に交差させた格子タイプなどがあります。格子状のウッドフェンスは「ラティス」「トレリス」と呼ばれることが多いです。

天然木フェンスならハードウッドがおすすめ
天然の木材を使用したウッドフェンスの魅力は、人工物にはないナチュラルな風合いです。毎日紫外線や風雨に晒されるうちに表面の塗装が劣化してくるため、2〜3年に一度は塗り替えることで長持ちさせることができます。しかし安価なウッドフェンスのなかには、“数年でボロボロになってしまった”というケースもあるようです。そのため天然木のウッドフェンスを設置するなら、耐久性が高い「ハードウッド」の採用がおすすめ。ハードウッドに分類される木材には「イペ」や「セランガンバツ」などがあります。

ウッド調樹脂系フェンスならメンテしやすい
庭をナチュラルな雰囲気にしたいけれど、メンテナンスは簡単にしたい、という場合にはウッド調の樹脂フェンスがおすすめ。樹脂(プラスチック系素材)を素材に、木材の色合いや木目を再現したフェンスで、腐食の心配がなく塗り直しの必要もありません。木材の粉末と樹脂を混ぜ合わせて作られた「樹脂木」は、より本物のウッドフェンスに似た質感です。

2.メンテナンス性に優れたアルミ形材フェンス

アルミ形材フェンスとは、アルミニウム系合金の真っ直ぐな形材を組み合わせて作られたフェンスです。色やデザイン、ほかの素材との組み合わせなどにより、たいへん豊富な種類があります。耐候性が高い素材のため、特別なメンテナンスは不要です。

モダンな印象のポリカーボネートフェンス
ガラスフェンス モダンな雰囲気のお庭には、ガラスフェンスや形材に「ポリカーボネート」を組み合わせたフェンスがおすすめ。すりガラスのように半透明のため、外からの視線をしっかりと遮りながら、採光を確保することができます。ポリカーボネートとは樹脂の一種で、ガラスの200倍以上の耐衝撃性を持った素材です。また耐候性・耐熱性に優れており、紫外線や風雨に晒されても変質しにくく、特別なメンテナンスは不要です。

ゆるやかに目隠しできる縦格子フェンス
縦格子のアルミフェンス 緩やかに目隠しをするなら、アルミ形材の横格子や縦格子フェンスがおすすめです。格子が整然と並ぶフェンスは洗練された印象で、モダン系のエクステリアはもちろん和風の住まいにも合います。そのほか、ブラウン系ならナチュラルな雰囲気を演出することもでき、色あいよってさまざまなお庭に対応できます。

3.ヨーロピアンな雰囲気の鋳物フェンス

鋳物(いもの)とは、高温で溶かした金属を型に流し込んで冷やし固めたものです。美しい曲線の形成に適しているため、鋳物フェンスは美しい曲線を取り入れたエレガントな製品が多いです。紋章をかたどった重厚感のあるデザイン、田舎風のやさしいデザインなど、さまざまなバリエーションがあります。住まいやお庭の雰囲気に合った製品を選びましょう。

まとめ

おしゃれな雰囲気の演出と目隠しに有効な、柵・フェンスをご紹介しました。

ウッドフェンス
・ナチュラルで優しい雰囲気
・天然木と樹脂製でメンテナンスの必要性が異なる
アルミ形材フェンス
・モダンから和風、ナチュラルと幅広く対応可能
・耐候性が高くメンテナンスが容易
・ガラスフェンスやポリカーボネートフェンスなら、目隠ししながら採光を確保できる
鋳物フェンス
・曲線が美しくヨーロピアンスタイルの住まいにおすすめ

エクステリアをどんな雰囲気にしたいか、どの程度の目隠し効果を希望しているのかを明確にしておくと、種類を決めやすいです。施工会社の事例集を参考に、お住まいに適したフェンスを選んでくださいね。