立水栓の正しい選び方!新築前に知っておきたい3つのポイント

アウトドアが楽しめる家|新築エクステリア施工事例

新築中のお客様とエクステリアについて打合わせているとき、よくあるやりとり。

カエデスタイル:「立水栓はどのあたりに設置するご予定ですか?」
お客様:「…わかりません。もしかしたら、ないかも」


ハウスメーカーに任せきりで、ご自宅の立水栓のことがわからない。興味もない。しかし、立水栓を実際に使うのは皆さまです。適当に決めてしまうと正直な話、後々すごく困るはず。
そこで今回は、新築前に知っておきたい〈立水栓選びの3つのポイント〉をご紹介します。

POINT1 立水栓の位置は〈水を使う場所〉で決める

まず、立水栓の位置を考えましょう。決め方はとてもシンプルで、『水を一番使う場所に設置する』。これだけです。
そもそも、立水栓の用途なんてご家庭ごとに違います。ですから「だいたいこの位置につけるのが一般的です」なんていうご提案は、ありえないのです。たとえば、

洗車 → 立水栓はカーポートに
玄関先の植木に水やり → 立水栓は玄関先に
バーベキュー時に手洗い → 立水栓はウッドデッキの近く
ペットを洗う → 立水栓は玄関の近くに

と考えます。車を洗うたびに、わざわざ遠いところからホースを引っ張ってこなければならないなんて、けっこうキツいですよね。『どこで水を使うか』をしっかりイメージしてから、立水栓の位置を決めましょう。

POINT2 立水栓のタイプは〈使う目的〉で決める

立水栓に必要なパーツは、大まかに言うと3つ。柱状の立水栓本体・蛇口・パン(水受け)です。この3つのパーツも『何に使うか』でセレクトするのが正しい方法。
たとえば、立水栓本体の高さを決めるとき。一般的には1200mmと900mmに分かれますが

1200mm → 立って使うタイプ。手洗いや植木の水やりなどに便利
900mm → しゃがんで使うタイプ。ペットを洗うならこちら

と考えます。

このようにして立水栓の高さが決まったら、次は蛇口とパンを決めましょう。

ペット用 → シャワータイプの蛇口に、パンは広めのスクエア型
ホースで水やり → 2口タイプの蛇口に(片方はホース接続専用)

ほかにも「水を溜めたい」ならゴム栓をできるパンにする必要がありますし、「目立たなくしたい」ならコンパクトな丸形パンがよいかもしれません。立水栓のパーツは、『何に使うか』『どう使うか』から、選んでいきましょう。

POINT3 立水栓のデザインは〈エクステリア〉に合わせる

そして、最後にお伝えしたいのが立水栓のデザインです。小さな部分ながらも、立水栓はエクステリアのイメージを大きく左右します。
よくハウスメーカーのお住まいで見るのが、グレーの標準の立水栓です。性能も十分ですし、とくに可もなく不可もなく、目立たず…といった印象ですので、こだわりのない方なら問題ないでしょう。
でも、「エクステリアやお庭をステキにしたい!」と少しでも思うなら、立水栓のデザインにもこだわるべきです。スタイリッシュなステンレスの立水栓や、陶器でできた和モダンな立水栓など。意外かもしれませんが、立水栓にはたくさんのデザインがあります。
オリジナリティのある立水栓なら、エクステリア・ガーデンのアクセントにもなります。蛇口をひねる度に、なんだか誇らしい気分にも。
エクステリア会社と話し合いながら、お住まいのイメージに合ったデザインをセレクトしましょう。

まとめ

立水栓の選び方についてご紹介しました。
一番やってほしくないのは「考えるのが面倒だし…。とりあえずハウスメーカーに任せておこう」と無関心になること。ハウスメーカーの標準タイプでも3~5万円はかかりますし、後から交換すると、立水栓の本体+工事費用がかかります。余計なご負担が増えてしまいますね。
もしハウスメーカーで気に入るタイプの立水栓がなければ、エクステリア会社に相談してください。
給水管と排水管の配管だけをハウスメーカーに依頼し、立水栓はエクステリアの業者にお願いする…という方も少なくありません。

私たちは、”水栓も含めて、エクステリアの一部”だと思ってます。
美しいエクステリア・ガーデンの一部となり、皆さまの暮らしを豊かにしてくれるような立水栓を選んでほしい。
お悩みの方は、カエデスタイルにお気軽にご相談ください。